カウンセリングルームまきび

アクセス

〒981-0021
宮城県仙台市青葉区中央4-3-25
前原ビル401

よくある相談事項

何をしていいのかわからない・はっきりしない悩み

・何をしていいのかわからない
・自分の居場所がわからない、根無し草気分
・自分に自信がもてない


・なんとなく大丈夫な気もするが、このままなのも本当は嫌
・特に嫌なことがなくとも死んだほうが楽かも、と思ったりしたことがある

・はっきりしないが生きづらさを感じる

・考えがまとまらない、はっきりしない
・ぼんやりしていることが多い
・空虚感を感じる  
・息苦しさを普段から感じている

・ものごころついたときから生きることに対して不安定な感覚がある


・理解者を探すのに苦労する
・両親や家族と性格や考えがあわない、理解してもらえていないと感じる
・家族や周りに相談しても気休めや的外れなことを言われる

・親友や恋人がいても、全体的にみるとやっぱりなんだか安心できない
・気の合う友達、心を開ける友達がいない


・不登校をしたことがある
・出社拒否をしたことがある
・職を転々としてしまう

・他の人よりも劣っている感覚がある
・周りのほうが自分よりも優れている  
・周囲のペースについて行けない  


・人生がうまくいっていたときはよいが、うまくいかなくなると途端にさみしくなる
・ちやほやされたり、注目されてないと生きてる実感がない

・何をやっても自分はダメだと思うである
・やることなすこと、全てうまくいかない  
・自分には運がない、自分は幸せになれない


・自分はトラウマ、発達障害、アダルトチルドレン、自己愛着障害ではないかと思ったことがある


・他人や本からのアドバイスではこの気持ちを改善できなかった
・会話のみのカウンセリングでうまくいかなかった
・母親との問題だと指摘され、そのカウンセリングを受けてもしっくりこない

・気楽に生きるためにこの気分を改善したい

・もっと別な生き方があるはずだと思ったことがある
・もっと人から認められたり、尊敬されてもいいはずだと思ったことがある  
・もっと稼げるはずだと思ったことがある  
・もっと自由に生きられるはずだと思ったことがある


・根本的に何か問題があるのかもしれないと思ったことがある

恋愛・失恋

・男性が苦手、女性が苦手
・友達関係はいいが、恋愛になると対人関係がうまくいかなくなる

・ギャンブル、借金、浮気、DVの癖がある人、など自分を大事にしてくれない人を好きになってしまう、昔そうだった
・今の彼とあわないと思っているのだが別れられない

・本当にこの人でいいのかな?と疑問に思ったことがある
・もっと他にいい人がいるかもしれないと思ってしまう

・コンプレックスがあるので恋愛できない
・恋愛で過去に傷ついた経験をひきずっている
・自分には恋愛トラウマがあると思う


・元彼が忘れられない
・元彼と比較してしか他の男性をみれない


・自分が悪いから失恋したと考えてしまう
・もっとうまくやれていれば、とやりなおしを何度も想像してしまう
・完璧な自分なら彼に受け入れてもらえると思いこんでしまう


・理由があって新しい恋愛に踏み出せない
・もう自分には恋愛は無理なんじゃないかと思ってしまう


・人からのアドバイスや本やインターネットに書いてあるノウハウでは変われなかった
・根本的に何かを変えないと恋愛できないと思ったことがある
・占いにいっても結局自分自身が変わらないと同じことのくりかえしだとわかっている

結婚・婚活

・両親をみて、周りをみるとしんどそうだし、良い結婚生活がイメージできない
・結婚以前に恋愛が苦手

・恋愛で過去に傷ついた経験をひきずっている

・本当にこの人でいいのかな?と疑問に思ったことがある
・もっと他にいい人がいるかもしれないと思ってしまう
・結婚に関して心のどこかでひっかるものがある


・相手に自分の家族にあわせることに引け目を感じてしまう
・自分もしくは相手の家庭事情が気になって結婚に踏み切れない
・相手の生活環境や生活水準にあわせるのにためらいの気持ちがある

・親を背負わないと、と考え、動けない


・婚活に疲れてしまった
・婚活がうまくいかない理由は自分の中の何かだと考えたことがある

・婚活の最中に誰かの言葉や行動に傷ついた
・婚活したい気分になれない、億劫だ、面倒くさい気分が先に立つ
・でも結婚しなければいけない、と焦っている


・人からのアドバイスや本やインターネットに書いてあるノウハウだけでは結婚、婚活は難しいとわかっている
・根本的に何かを変えないと結婚はできないと思ったことがある

不倫

・気に入る、好きになる男性が既婚者であることが多い

・付き合ったことがある既婚者の男性より素敵な男性に出会えない
・付き合ったことがある既婚者の男性を忘れられない

・普通の恋愛より束縛も少なく、気楽なのでなんとなくやめられない


・両親の仲がよくなかった、両親が離婚していることが心の傷になっている

・男性とは距離があったほうが楽
・あまり目立ったデートが好きではない

・なんとなく相手や周りの人にあわせてしまう


・自分なんかを一番に思ってくれる人なんていないと思ってしまう
・何度も人に言えない恋愛を繰り返していて普通の恋愛なんてもう無理だろうと思ってしまう

・やさしくされるとなんとなく気を許してしまう
・断るのが苦手
・困っている人、つらそうな人を見捨てておけない
・困っている人、つらそうな人にひかれてしまう


・(わかっていても)相手の甘い言葉にのってしまいやすい
・どんなことをされても最後のところで相手をかばったり、よく思おうとしたりしてしまう

PTSD(心的外傷後ストレス障害)(≒トラウマ)

・医学的な診断基準はわからないが自分にはトラウマがあると思う
・ある出来事のあとから人生がつらくなった

・過去の出来事(いじめ 、事故、暴力、死別、家族の喧嘩など)を何度も思い出してしまう
・いつも同じような場面で同じ繰り返しがおきてしまう

・医学的な診断基準を満たしてないけど、人生がつらいと感じる


・恐怖感、緊張感、不快感、焦燥感、不安感など、頻繁にフラッシュバックが起こる    
・人に追いかけられる、疎外される、危害を加えられる、いじめられるなどの悪夢で繰り返しみる

・記憶はないがわけもわからず、感覚的に不快な気分がやってくる
・ニュースなどで見る事件をきっかけにパニックになってしまう  

・電車などで知らない人に突然ものすごい恐怖心を感じる    
・自分では記憶に無いが暴力を受けていたと聞かされた  
・極端に苦手なものがある


・もう少し詳しく説明しますと前提として、身体的もしくは精神的に大きなダメージとなるような事件・事故が発生した後、しばらく(約1ヶ月以上)経過してからも下記のような症状が継続的に発生している場合、PTSDである可能性があります。

・フラッシュバック(再体験・追体験)
PTSDの原因となる出来事を思い出して動揺、興奮、恐怖、パニックを感じたり、感情的になったりする。

・過覚醒、過敏反応
PTSDの原因となった事件や事故のことが頭から離れず、精神的に不安な状態が続き、不眠や悪夢にうなされる。原因となった出来事を連想させるような音や光などの感覚刺激に過敏に反応してしまう。

・回避、感情の低下、記憶喪失
原因である事件や事故に関することが思い出せない、それらに関する場所や行動を避ける。無気力になったり、未来への希望が持てなくなったりする。


・DSMⅣTRによる診断基準(参考までに)

A.以下の2条件を備えた外傷的出来事を体験したことがある。
1.実際に死亡したり重傷を負ったりするような(あるいは危うくそのような目に遭いそうな)出来事を、あるいは自分や他人の身体が損なわれるような危機状況を、体験ないし目撃したか、そうした出来事や状況に直面した。

2.当人が示す反応としては、強い恐怖心や無力感や戦慄がある。
【備考】 子どもの場合には、むしろ行動の混乱ないし興奮という形で表出することもある。


B.外傷的な出来事は、次のいずれかの(あるいはいくつかの)形で、繰り返し再体験される。
1.その出来事の記憶が、イメージや考えや知覚などの形を取って、追い払おうとしても繰り返し襲ってくること。
【備考】 幼児の場合には、繰り返し行なう遊びの中に、その外傷の主題やその側面が現われることもある。

2.その出来事が登場する悪夢を繰り返し見ること。
【備考】 幼児の場合には、内容のはっきりしない恐ろしい夢のこともある。

3.あたかも外傷的な出来事が繰り返されているかのように行動したり、感じたりすること(その出来事を再体験している感覚、錯覚、幻覚や、覚醒状態や薬物の影響下で起こる解離性フラッシュバックもここに含まれる)。
【備考】 幼児の場合には、外傷特有の再現が見られることもある。

4.外傷的出来事の一面を象徴するような、あるいはそれに似通った内的・外的な刺激に直面した時に、強い心理的苦痛が起こること。

5.外傷的出来事の一面を象徴するような、あるいはそれに似通った内的・外的な刺激に対して、生理的な反応を起こすこと。


C.当該の外傷に関係する刺激を執拗に避け、全般的な反応性の麻痺が執拗に続く状態が(その外傷を受ける前にはなかったのに)、以下の3項目以上で見られること。

1.その外傷に関係する思考や感情や会話を避けようとすること。

2.その外傷を思い起こさせる行動や場所や人物を避けようとすること。

3.その外傷の要所が思い出せないこと。

4.重要な行動に対する関心や、その行動へのかかわりが著しく減少していること。

5.他者に対する関心がなくなった感じや、他者と疎遠になった感じがすること。

6.感情の幅が狭まったこと(愛情を抱くことができないなど)

7.未来の奥行きが狭まった感じがすること(出世や結婚、子ども、通常の寿命を期待しなくなるなど)。


D.高い覚醒状態を示す症状が執拗に続く状態が(その外傷を受ける前にはなかったのに)、以下の2項目以上で見られること。
1.入眠や睡眠状態の持続が難しいこと。

2.激しやすさや怒りの爆発があること。

3.集中困難があること。

4.警戒心が過度に見られること。

5.驚愕反応が極端なこと。


E.その障害(基準B+C+Dの症状)が1ヵ月以上続くこと。


F.その障害のため、社会的、職業的に、あるいはその他の重要な方面で、臨床的に著しい苦痛や欠陥が見られること。

次の点を明確にすること:
急性――症状の持続期間が3ヵ月未満の場合。
慢性――症状の持続期間が3ヵ月以上の場合。
次の点を明確にすること:
発症遅延型――発症がストレス因から少なくとも6ヵ月経過している場合。

一般的な対人関係での問題

・人前で話すとき緊張する
・ 人と会話するとき緊張する
・初対面の人との緊張感
・人と接することを想像するだけで緊張する
・人に見られると緊張する  
・電話で会話するときに緊張する

・人と接していても孤独感を感じる  
・いつも誰かがそばにいないと不安
・人と親密になれない  

・友人関係ですぐにトラブルがおこる

・楽しく会話は出来るが虚しくなる  
・人と話すのが面倒くさい
・コミュニケーションがうまくとれない
・相手と話がかみ合わない  

・会話の中で沈黙が多くなってしまう
・相手に話を飽きられてしまう  

・会話の中で自己主張が出来ない
・自己主張ができない

・自分が何を求めているかわからない  

・自己主張してもそれを押し通せない
・どのように自己主張してよいのかわからない  
・自己主張をすると回りに迷惑をかけてしまう

・相手の顔色を気にしてしまう  
・自己主張をすると攻撃的になってしまう
・自信を持って行動できない  

・周りの評価ばかりを気にしてしまう
・意見をいえない  

・能力を発揮することが出来ない
・新しいことに挑戦することができない  
・気力が湧かない

・やりたいことに踏み込めない

職場での人間関係の問題

・嫌な人がいて仕事に集中できない  

・同僚や上司に合わせて行動が出来ない
・周りに気を使いすぎてしまう  

・輪の中に入れない
・人の顔色ばかり気になる  
・疎外感を感じる

・ちょっと注意されたことが気になりすぎてしまう    

・自分の持っている能力を認めてもらえない  
・会社に良かれとやったことが無下にされる
・上司に他の同僚とは差別される  
・自分の能力以下のことをやらされる

・顧客とうまくコミュニケーションが取れない  
・顧客の話を聞くことが出来ない
・はじめの感触は良くても営業につながらない  
・顧客のニーズを聞き出すことが出来ない

・顧客を怒らせてしまう  
・顧客に的確なアドバイスができない
・今ひとつ顧客に積極的になれない    
・顧客との信頼関係が形成できない  

・企画が興味あるものとして立てられない
・クロージングがはっきり出来ない

・プレゼンテーションが楽しく出来ない    
・仕事で自由な発想が浮かばない

・常識に邪魔されて自分らしい考え方が出来ない  
・これまでの経験が邪魔して自分らしい考え方が出来ない
・会社の方針に邪魔され自分らしい考え方が出来ない  

・自由な発想自体がわからない
・相手のニーズを考えると自分らしい考え方が出来ない    

・意見をはっきりと相手に伝えることができない
・相手の顔色をうかがってしまう  
・後々のトラブルが怖いので.影口が嫌で
・相手を傷つけてしまうのではと思う    

・上司の理解が全く無い  
・上司に意見を伝えることが出来ない
・上司に振り回される    

・部下が無頓着  
・話が合わない
・どのように説明しても理解しようとしない  
・教育方法がわからない
・はっきりと叱る事が出来ない  
・気を使いすぎてしまう
・怒り過ぎてしまう

仕事や勉強の問題

・集中力がない

・やろうと思った以外のことが気になってしまう  
・集中しようとするとすぐに疲れてしまう
・集中しようとすると他のことが頭から離れなくなる  
・ちょっとした物音などですぐに気が散る

・ 集中しようとすると嫌なことが思い出される    

・新しい発想が浮かばない
・発想を変えることが困難である  

・すぐに周りの反応を考えてしまう
・良し悪しを考えすぎてしまう  
・失敗が気になりすぎてしまう

・やる気が起きない
・ 疲れやすい  
・何をやってもダメだと思ってしまう
・先のことを考えてしまい気が重くなる  
・物事を悪い方法へと考えてしまう

・踏み出せない    
・力が長続きしない
・何かを始めるが長続きしない  

・すぐに他のものに興味が移ってしまう
・はじめの勢いがすぐに消えてしまう  
・やる意味を感じなくなってしまう
・すぐに興味を失ってしまう  
・成果があげられないので持続しない

・自由な発想ができない
・前例にとらわれてしまう  

・否定されるのか怖い
・受け入れられる発想だけを考えようとする  
・受け入れられないのが怖い

・物事を否定的に考えてしまう
・何事でも悪いほうへと考えが向く  
・良い方向で考えると失望させられるのが怖い

家族の問題

・子供の不登校の問題
・子供が何を考えているのかわからない  
・子供の将来が心配
・子供が反抗的すぎる  
・子供がやる気がない
・子供の家庭内暴力問題
・子供が落ち着きがない
・子供への対応方法がわからない
・周りの子供と何か違う
・子供の能力を伸ばしてやりたい
・周りの子とコミュニケーションがとれない

・夫婦間でコミュニケーションがとれない
・配偶者に対して嫌悪感が起きてしまう
・配偶者を理解できない
・相手を幸せにしたい
・配偶者や子供と一緒にいると憂うつになる
・夫婦間の暴力問題
・相手のことが信じられない
・配偶者の能力を伸ばしたい
・夫婦生活が満足に営めない

・お酒の問題
・ギャンブルの問題
・仕事の問題
・能力の問題

・嫁姑間でコミュニケーションがとれない
・嫌がらせをされる
・嫁もしくは姑に嫌悪感を感じる
・どのように対処したらいいかわからない

仕事やバイト、学校に行くとすぐ嫌になって辞めてしまう、行く気が起きない

・うちの子はまじめで問題もなさそうなんだけど、なぜかバイトや仕事、学校に行かない
・学校や仕事、バイトにすぐ行かなくなって、すぐやめてしまう
・集団が苦手
・いじめにあったことがある
・不登校をしたことがある
・家で暴れていたことがある
・親がなんでも受け入れてくれる家庭で育った
・気に入った友達、気に入った知人としか付き合わない
・友達がほぼいない
・職場や学校であまりしゃべれなくなる
・職場や学校で挙動不審になってしまう
・職場や学校で意欲がでなくなってしまう
・いろんなことがどうでもよくなってしまう
・まじめそうでやさしく、喧嘩をしたことがない
・気に入らないことはさけ、ネットやゲーム等、趣味には没頭する
・勉強がそこそこできるか勉強がほぼできない
・人の汚い部分や腹黒い部分が見えると嫌になってしまう
・怒られること、嫌われることにとても敏感
・将来のことを考えるのをさけたがる、もしくはその話題をふられると怒る

・自分またはお子さんを回避性人格障害や回避性愛着障害ではないかと疑ったことがある
・自分またはお子さんを発達障害ではないかと疑ったことがある
・正直言うと親として子供のことをどこか理解できない
・正直に言えば、子供のことがそれほど好きではない
・親も周りから変わっていると言われたり、感じたりしていた
・親族に発達障害、精神障害の人がいる、もしくは診断はされていないが、あの人はそうじゃないかな、と思う人がいる
・親子で会話がかみあってない、もしくはかみあってないことに気づいていない
・子供から「そういうことしてほしいんじゃないんだよね、わかってないよね」と言われたことがある
・うちの子は大した問題はないんだけどと思いたいが、実際には何か重大な問題があるかもしれないと心のどこかで不安に思っている
・時間が解決してくれると思いたいが、なかなか子供が前に進まないのが実は不安
・仕事やバイト、学校に行かない子供にどんな言葉をかけていいか、どう接していいかわからない
・このまま親がずっと扶養し続けなければならないの?と不安

回避性人格障害の項目
DSM‐Ⅳによる回避性人格障害(Avoidant Personality Disorder)の診断基準
A.社会的制止や不適切感、自己に対する否定的評価に対して過敏性の広範な様式であり、成人期早期に始まり種々の状況で明らかになる。以下の7つの基準のうち、4つ以上があてはまる。
1. 人からの批判、否認もしくは拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。
2. 相手に好かれていることを確信できなければ、他人と関係を持ちたいと思わない。
3. 恥をかかされることや馬鹿にされることを極端に恐れて、親密な関係の中でも相手に遠慮してしまう。
4. 人が集まる社会的な状況で、人に批判されることや拒絶されることに心が捕らわれている。
5. 『自分は人と上手く付き合えない』という不適切感によって、新しい対人関係がつくれない。
6. 自分は社会的に不適切である、自分には長所がない、または他の人よりも自分が劣っていると思っている。
7. 恥をかくかもしれないという理由で、個人的な危険を冒すことや何か新しい活動を始めることに対して、異常なほど引っ込み思案である。

自閉症性障害(自閉症スペクトラム障害)のDSM-Ⅳ-TRによる診断基準
A.1、2、3から6項目以上、1からは少なくとも2つ、2、3からは少なくとも1つ該当すること
1.対人関係における質的な不適応:下記から少なくとも2つ:
(a).目線を合わせる、顔の表情、体のしぐさ、社会性を保持するための動作などといった様々な非言語的行動の著明な障害
(b).同年代の定型発達児との関係性の障害
(c) .他人と楽しみ、興味、業績(見せる、持ってくる、興味のあるものを指し示すなど)の自発的共有の欠如
(d).対人的、感情的相互性の共有の欠如
2. コミュニケーションの質的欠如:下記において少なくとも一つは障害がある:
(a).話し言葉の遅れ、欠如(仕草や模倣のコミュニケーションを通じて代償しようとすることは伴わない)
(b).適切な言語能力をもった個人で、他人との会話の開始と継続の著明な障害
(c).常同的で繰り返しの言語の使用や独特の言語
(d).発達にあった様々な自発的ごっこ遊びや社会性のあるモノマネ遊びがない
3.限定された繰り返しやパターン化された行動や興味、活動:少なくとも下記から一つは障害がある:
(a).対象においては、1つかそれ以上の常同的で限定された興味に没頭する
(b).特定の非機能的または儀式的な、強固な物事への固執
(c).常同的で定型的な運動マンネリズム(手、指をひらひらさせる、ねじる、複雑な体の動き)
(d). 物の一部に対する強度の固執
B.少なくとも3歳以上で下記の少なくとも1つに遅れや異常がある:
(1).対人関係
(2).対人コミュニケーションとして使用する言語
(3).人形や 想像遊び
C. Rett disorder or (CDD) childhood disintegrative disorderではない

アスペルガー障害のDSM-Ⅳ-TRによる診断基準
A.以下のうち少なくとも2つにより示される対人的相互作用の質的な障害:
(1)目と目で見つめ合う、顔の表情、体の姿勢、身振りなど、対人的相互反応を調整する多彩な非言語性行動の使用の著明な障害。
(2)発達の水準に相応した仲間関係をつくることの失敗。
(3)楽しみ、興味、成し遂げたものを他人と共有すること(例えば、他の人達に興味あるものを見せる、持って来る、指さす)を自発的に求めることの欠如。
(4)対人的または情緒的相互性の欠如。
B.行動、興味および活動の、限定され反復的で常同的な様式で以下の少なくとも1つによって明らかになる:
(1)その強度または対象において異常なほど、常同的で限された型の1つまたは、それ以上の興味だけに熱中すること。
(2)特定の、機能的でない習慣や儀式にかたくなにこだわるのが明らかである
(3)常同的で反復的な衒奇的運動(例えば、手や指をぱたぱたさせたりねじ曲げる、または複雑な全身の動き)。
(4)物体の一部に持続的に熱中する。
C.その障害は社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の臨床的に著しい障害を引き起こしている。
D.臨床的に著しい言語の遅れがない(例えば、2歳までに単語を用い、3歳までに意志伝達的な句を用いる)。
E.認知の発達、年齢に相応した自己管理能力、(対人関係以外の)適応行動、および小児期における環境への好奇心などについて臨床的に明らかな遅れがない。
F.他の特定の広汎性発達障害または精神分裂病の基準を満たさない。

ADHDのDSM-Ⅳ-TRによる診断基準
1980年代の他動症候群、注意持続障害、1990年代になりADHDの診断基準がDSM-Ⅲに記載され、現在はDSM-ⅣにAttenntion-Deficit/Hyperactivity Disorderとして記載されています。
症状のために社会生活に困難をきたす程度でなければなりません。
下記の症状を見たし、社会生活に困難をきたしている場合に診断されますが、不注意型、他動・衝動型、混合型に分類されます。
A.(1)か(2)のどちらかに該当
(1) 不注意の症状のうち6つ(またはそれ以上)が、少なくとも6ヶ月以上持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達の水準に相応しないもの
(不注意)
(a) 学業、仕事、その他の活動において、しばしば綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
(b) 課題または遊びの活動で注意を持続することがしばしば困難である。
(c) 直接話しかけられた時に、しばしば聞いていないようにみえる。
(d) しばしば指示に従えず、学業や職場での義務をやり遂げることができない
  (反抗的な行動または指示を理解できないためではなく)
(e) 課題や活動を順序だてることが困難である
(f)(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う
(g) 課題や活動に必要な物(例:おもちゃ、学校の宿題、鉛筆、本、または道具などを紛失する。
(h) しばしば外部からの刺激によって容易に気がちってしまう
(i) しばしば毎日の活動を忘れてしまう
(2)以下の多動性―衝動性の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6ヶ月持続したことがあり、その程度は不適応で、発達水準に達しない
(多動性)
(a) しばしば手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする
(b) しばしば教室や、その他座っていることを要求される状況で席を離れる
(c) しばしば不適切な状況で、過度に走り回ったり高いところへ登ったりする
  (青年や大人では落ち着かない感じの自覚にとどまるかもしれない)
(d) しずかに静かに遊んだり、余暇活動をすることができない
(e) しばしば “じっとしていなかったり”、“エンジンで動かされるよう”に行動する。
(f) しばしばしゃべりすぎる
(衝動性)
(g) しばしば質問が終わる前に出し抜けに答えてしまう
(h) しばしば順番を待つことが困難である
(i) しばしば他人を妨害し、邪魔する。(例:会話やゲームに割り込む)
B.多動性―衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳未満に存在し、障害を引き起こしている
C.これらの症状による障害が2つ以上の状況(例:学校(と職場)と家庭)において存在する。
D.社会、学業、職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在しなければならない
E.その症状は広汎性発達障害、統合失調症、その他の精神病性障害の経過中  にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安障害またはパーソナリティ障害)ではうまく説明できない。

学習障害
 学習障害とは、基本的に、全般的な知的発達に遅れはありませんが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の習得と使用に著しい困難や様々な障害を指すものです。
 主として学齢期に顕在化しますが、学齢期を過ぎるまで明らかにならないこともあります。その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されていますが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではありません。(平成11年7月の「学習障害児に対する指導について(報告)」より改編)
ここでの遅れとは、学年に応じた1~2学年以上の遅れであり、小学校2,3年では1学年以上の遅れ、小4年以上又は中学生では2学年以上の遅れを指します。
分類として字を読む障害である読字障害、計算や数の概念障害の算数障害、字を書く障害である書表出障害を基本とし、ひらがな、カタカナ、漢字が入る日本文化に独特の特殊型も少数ながら存在しています。読字障害があれば表出の障害も程度の差はあれ合併します。わが国でも最近では「発達性読み書き障害:ディスレクシア」という呼び方もしばしば用いられるようになりました。
以下に示す診断基準がわかりにくいこともあって、ディスレクシアのスクリーニングには以下の方法も有用です。
・音を構成する障害があることが多いので、たとえば「かえる」を逆から言わせてみる。こうした逆唱がしばしば苦手です。しかし日常の会話には支 障はありません。
・本を数行読ませて見ます。文節で切れなかったり、途中で別の行に目移りしたり することがよくあります。横書きよりは縦書きで見られることが 多いようです。
・複雑な文字、たとえば「龍」を書き写すと、横棒の本数が違ったり、左右が逆になったりすることがあります。
こうした症状があれば、一度受診してみることもお勧めです。

読書障害の診断基準
A.読みの正確さと理解力についての個別施行による標準化検査で測定された読   みの到達度が、その人の生活年齢、測定された知能、年齢相応の教育の程度   に応じて期待されるものより十分に低い。
B.基準Aの障害が読字能力を必要とする学業成績や日常の活動を著名に妨害している。
C.感覚器の欠陥が存在する場合、読みの困難は通常それに伴うものより過剰である。
算数障害の診断基準
A. 個別施行による標準化検査で測定された算数の能力が、その人の生活年測定
 された知能、年齢相応の教育の程度に応じて期待されるものより十分に低い。
B. 基準Aの障害が算数能力を必要とする学業成績や日常の活動を著名に妨害して
  いる。
C. 感覚器の欠陥が存在する場合、算数能力の困難は通常それに伴うものより過剰 である。
書字表出障害 の診断基準
A. 個別施行による標準化検査(あるいは書字能力の機能的評価)で測定された書字能力が,その人の生活年齢,測定された知能,年齢相応の教育の程度に応じて期待されるものより十分に低い。
B. 基準Aの障害が文章を書くことを必要とする学業成績や日常の活動(例:文法的に正しい文や構成された短い記事を書くこと)を著名に妨害している。
C. 感覚器の欠陥が存在する場合、書字能力の困難が通常それに伴うものより過剰である。

孤独感、寂しさ、見捨てられ不安

・一人でいるのが嫌でなんとなく誰かと電話したり、会ったりして気を紛らわすことが多い
・さみしいから誰かと会うが、後でどっと疲れるし、無駄だったと感じることもある
・好きじゃない人でも一緒にいてくれるからいいか、と思い、付き合い続けてしまう
・嫌な人でもさみしさや孤独感から離れられない
・一人でいたほうが楽なのは頭ではわかるが、それでも誰かといないと落ちつかない

・AD(アダルトチルドレン)の内容が自分には当てはまると思う

・さみしさ、孤独感からお酒を飲んでしまう
・さみしさ、孤独感から買い物を必要以上にしてしまう
・さみしさ、孤独感から過食してしまう、吐いてしまうこともある
・さみしさ、孤独感からギャンブルでまぎらわせてしまう
・さみしさ、孤独感から性的な行為で紛らわせようとする傾向がある

・人から嫌われることがあまり好きではない
・自分のことをわかってもらえた、と思ったことが人生で少ない
・親や兄弟とイマイチあわない、安心しきれない
・友人や恋人にも疑問を感じる、安心しきれない
・死んだほうがマシかなと思うこともある

・占いや宗教的なことに興味がある

・恋人や友人、親に執着してしまう
・恋人や友人、親がいてくれないと落ち着かない、不安でしょうがない
・誰かがいないと生きていけない気がする
・人生を生きていく自信がもてない

・人といて一体感を感じることが少ない
・人といて違和感を感じることが多い
・飲み会など人の集まりに行くと落ち着かないことが多い
・よっぽど仲のいい人以外と一緒にいるのが落ち着かないことが多い

・誰かに抱きしめられる、または性交渉でしか安心感を感じられない
・お酒を飲んでいるときにしか安心感を感じられない
・お酒を飲んでいる時だけ、不安感や悩みから離れられる
・買い物をしているときだけ気分が高揚するので、買い物は多めにしてしまう
・落ち着かない気分をタバコで紛らわせることがある
・ギャンブルをしていると嫌なことを考えないですむ
・仕事や学業、スポーツに集中している時だけ、いやなことを忘れられる

・孤独感、さみしさ、不安感、悩みから解消されるために、買い物、酒、たばこ、ギャンブル、恋人や友人、性的快感、もしくは仕事や学業が必要である
・自分一人でいるときに安らげない、安らげるのは寝ている時だけ

摂食障害

*摂食障害を一番目の悩み相談に持ってくる方は意外と少ないです。
他の悩みがあって話を聞いていくと実は過食嘔吐もしていらっしゃることが多いです
・食べ過ぎて吐いてしまうことがある
・やせたら「きれいになったね」と言われたことがある
・太るのが怖い
・食べ過ぎてしまう、それを人に見られないようにする
・体重の増減にこだわり、1日に何度も体重をチェックしてしまう
・周りには「痩せている」と言われるが、自分では太っていると思っている。
・食べ物のカロリーを気にして、ローカロリーの物ばかり食べる
・食事をよく残すようになった
・健康に異常はないが、立ちくらみやめまいが多い
・あまり食べていないのに、やたら元気でよく動き回る傾向がある
・完璧主義で、頑張りや。「ねばならない」思考が強い
・食べた後、何時間もトイレや部屋にこもる
・たくさん食べているのに、太らない
・食べた後、落ち込んだりふさぎこんだりする
・話題は食べ物のことばかり
・自己評価が低い
・よく謝る
・完璧主義で、頑張りや。「ねばならない」思考が強い
・自分を抑えて、周りに合わせようと気を遣い過ぎる傾向がる
・食べだすと止まらないことがある
・ものごとや人間関係を悪くとらえる傾向がある
・ものごとや人間関係を被害的にとらえる傾向がある
・人を信頼できない
・昔、度合いを問わず、性的ないたずら(被害)にあったことがある
・自信がもてない

・診断基準(DSMⅣ‐TRより)
拒食症(神経性無食欲症)
①年齢と身長に対する正常体重の最低限、またはそれ以上を維持することの拒否 (例:期待される体重の85%以下の体重が続くような体重減少; または成長期間中に期待される体重増加がなく、期待される体重の85%以下になる)
②体重が不足している場合でも、体重が増えること、 または肥満することに対する強い恐怖。
③自分の体重または体形の感じ方の障害、 自己評価に対する体重や体形の過剰な影響、 または現在の低体重の重大さの否認。
④初潮後の女性の場合は、無月経、 すなわち月経周期が連続して少なくとも3回欠如する。

過食症(神経性大食症) むちゃ食いのエピソードの繰り返し。 むちゃ食いのエピソードは以下の2つによって特徴付けられる。
①他とはっきり区別される時間帯に(例:1日の何時でも2時間以内)、 ほとんどの人が同じような時間帯に同じような環境で食べる量よりも 明らかに多い食物を食べること。
②そのエピソードの期間では、食べることを制御できないという感覚 (例:食べるのをやめることができない、または、何を、 またはどれほど多く、食べているかを制御できないという感じ)
③体重の増加を防ぐために不適切な代償行動を繰り返す。 例えば、自己誘発性嘔吐;下痢、利尿剤、浣腸、 またはその他の薬剤の誤った使用;絶食;または過剰な運動 。
④むちゃ食いおよび不適切な代償行動はともに、平均して、 少なくとも3ヶ月にわたって週2回起こっている。
⑤自己評価は、体形および体重の影響を過剰に受けている。 ⑥障害は、神経性無食欲症のエピソード期間中にのみ起こるものではない。

【特定不能の摂食障害】
①女性の場合、定期的に月経があること以外は、 神経性無食欲症の基準をすべて満たしている。
②著しい体重減少にも関わらず、現在の体重が正常範囲内にあること以外は、 神経惟無食欲症の基準をすべて満たしている。
③むちゃ食いと不適切な代慣行為の頻度が週2回未満である、 またはその持続期間が3ヵ月末満であるということ以外は、 神経性大食症の堆準をすべて満たしている。
④正常体重の人が、少量の食事をとった後に不適切な代慣行動を定期的に用いる。 (例:クッキーを2枚食べた後の白己誘発性嘔吐)
⑤大量の食事を噛んで吐き出すということを繰り返すが、 呑みこむことはしない。 (チューイング)
⑥無茶喰い障害:無茶喰いのエピソードが繰り返すが、 神経性大食症に特徴的な不適切な代償行動の定期的な使用はない。 のは寝ている時だけ

アダルトチルドレン(AD)・機能不全家族で育つ

*アダルトチルドレンは病名ではありません。 機能不全家族の中で育った人が大人になっても生きづらさを抱えている、そのような人達の事を総称して、アダルトチルドレンと言います。

・どのように人に関心を持って関れば良いのかが分からない
・いつもなにかが足りないという空しさや寂しさを感じる
・表面的に愛情を示してくれる人にしがみついてしまう
・他人より劣っていると思う事が多い
・相手が自分を良く思っていないと疑い、防衛的になる
・人の言うことにノーが言えない
・本当の自分と期待される自分とのギャップに悩んでいる
・ちょっとしたことで、自信を失う
・完璧を求めるあまり、強迫的になりやすい

・他人の目を気にして、行動が起こせないことが多い
・他人に上下をつけて、軽蔑する傾向がある
・ねたみや嫉妬心におそわれる事が多い
・自分は他人や一般的とは違うと感じる
・隠す必要のないことを隠す事が多い
・自由に感情や意見を言ったり、ふるまうことが難しい
・恥の意識が強く、行動しない事が多い

・自分の顔や身体に自信がもてない
・女性らしさ、男らしさを恥じ、性的特徴を外に出さないことに過敏に神経を使う
・他人の世話ばかりをしてしまう
・誉められるかどうかが、自分の存在価値だと感じる
・自分を必要とする人がいないと不安が強くなる
・日常の基本的な、自身の世話ができないことが多い
・精神的に弱く、ちょっとしたことでガタっと落ち込む事が多い
・人の意見を聞かないと不安になる

・生きていること自体に罪悪感や嫌悪感がある
・自分は自分であってはいけないと思ってしまう
・他人から認められたいという気持ちが異常に強いと思う
・衝動的に反応する事が多い
・怒鳴り声や物音に過敏で過度に萎縮する
・一貫性がほとんど無く、感情の上下が激しい
・攻撃的な行動や反社会的な行動をとる事が多い

・友達からいじめられやすい傾向がある
・少しでも対立が起きるとパニック状態になる
・びくびくしている事が多い
・無表情で、感情を表にだせない
・何が正常で何が異常なのかが分からない

・自分は発達障害ではないか?と疑ったことがある
・自分はパーソナリティ障害(人格障害)ではないか?と疑ったことがある
・自分は機能不全家族で育ったと思う
・アダルトチルドレンの情報を読んで、「自分のことだ」と思ったことがある
・共依存関係になりやすい

・あまりかまってもらえず甘える事がなかった
・抱っこしてもらったり、触れてもらった記憶が無い
・家族同士が無関心だった
・他人や兄弟姉妹といつも比べられたり、差別をされた
・誉められた記憶が無く、自分の意見は受け入れてもらえなかった
・顔や姿についてからかわれたり、馬鹿にされたりした

・親の夢を代わりにかなえるように押し付けられたことがある
・勉強や進学などで、親の決めた通りにするのが当たり前だった
・しつけのために叩かれたり、厳しく怒られる事が多くあった

・学歴や肩書き、地位が重視された
・お金やブランド品が重視された
・他の家庭と自分の家庭を比べることが強い親だった

・親の愚痴をよく聞かされた
・両親の世話や不仲の仲裁をすることが多かった
・ほとんどの家事は子供がやっていた
・欲しいものは何でも買ってもらえた
・身の周りの世話は全て親がやっていた
・何をしても許され溺愛された

・親がアルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症だった
・家庭内に怒りの爆発が頻繁にあった
・身体的暴力、性的暴力、精神的暴力のいずれかが起きていた

共依存・恋愛依存

*共依存とは特定の人間関係に依存してしまうことです。相手の好意を得るために自己犠牲的な献身を行ったり、相手をコントロールしようとする傾向があります。それが自己中心的となり、次第に相手から離れられなくなるという結果に陥りやすくなります。
その延長上線上に恋愛依存があります。相手からの愛情を失う事を極度に恐れたり、(自分自身も含め)大事なものを犠牲にしてまでも、相手との恋愛関係を続けようとする。それが恋愛依存となります。


・一人でやっていけるという自信がなく、見捨てられるかもしれないと不安にかられる。

・貸しを作るのはいいが、借りができるのは極端に嫌だ。

・自分の問題はたいしたことはないと自分に言い聞かせて、表面上はなんでもないように振舞う。


・相手が落ち込んでいると、感情移入して自分も落ち込んでしまったりする。

・自らを犠牲にしてまでも、相手を助けたり、世話をしたりするのが好きだ。

・罪の意識を感じやすく、相手の問題は自分のせいだと思い込みやすい。

・他人の問題にのめり込みやすく、相手からの精神的、性的、身体的侵入を許してしまったりする。

・自分にあまり関係ないことでも、責任感を感じてがむしゃらにこなすことが多い。

・自分がしてあげたことに対して、強く見返りを求めてしまう。


・過去の人間関係の間違えから学ぶことができず、同じ間違えを繰り返す傾向がある。

・被害者意識にとらわれ、自分は犠牲者だと思い込み、弱々しくなる。

・自分の周りには害があるのに、波風を立てぬよう、問題を明らかにしない。

・相手を自分の都合がいいように変えようとコントロールすることがある。

・好きという感情かどうか分からないが、相手から離れられないでしがみついていることがある。


・「こうあるべき」や「こうなるはず」という決め付けにとらわれやすい。

・相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせたり、心配したりする。

・ある特定の相手のことで頭がいっぱいで他のことがおろそかになることがある。

・「ノー」が言えず、何でも引き受けて疲れてしまったり、恨みに変わったりする。

・自分に深く関係があることでも、嫌なことは見て見ぬふりをする。

・問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれていることが多い。

・誰かから必要とされればされるほど、生きがいを感じられる。

・あっという間に恋に陥るが、冷めるのもまたあっという間である。

・寂しさのあまり、好きでもない人とデートをしたりしたことがある。

・自分は欠点ばかりの人間だが、彼といる時だけはそれを忘れられる。


・多くの友人から「別れた方がいいよ」と言われているのに、どうしても別れられない。

・彼の愛が手に入らないなら、何か思いきったことをしてやろうと思ったことがある。

・自分が追いかけるのはいいが、追いかけてくる相手には魅力を感じない。

・「あの人なしでは、私は生きていけない」と思ったことがある。

・尽くすのはいつも自分であって、本当のところ、それに見合った愛は相手から得られていないと思う。


・自分の人生を素晴らしいものに変えてくれる誰かが、いつかきっとあらわれると思う。

・誰かに恋をすると、それが生活のすべてになって、他のことはどうでもよくなってしまう。

・自分さえ我慢すれば、この愛はきっとうまくいくと思う。

・相手のことを心配して自分のことが手につかないことがある。

・「私の力であの人を変えてみせる」と思ったことがある。

・交際相手と同棲することが多い。


適応障害

*仕事、家族内での問題、自分や家族の病気、恋愛、学校などでのストレスによって以下のような症状のどれか(複数)が現れる

・気分が落ち込む(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・涙もろくなっている(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・意欲が低下している(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・不安になっている(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・動悸がする(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・焦りが生じている(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・神経が過敏になっている(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)
・緊張感が高くなっている(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・イライラする(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・朝起きるのがしんどい(その原因は自分でもわかるストレスがかかった時点から)

・職場で突然泣きたくなる

・集中力が低下する

・ストレスの原因となっている状況や事柄を考えると、憂鬱になる

・ストレスの原因となっている状況や事柄を考えると、不安や緊張が強くなる

・ストレスの原因となっている状況や事柄を考えると、社会生活や家庭内での生活が困難になる

・ストレスが身体に現れる(動悸、めまい、頭痛、かぜ様の症状、腰痛などの症状)

・ストレスの原因から離れている時間(休日など)は症状が軽くなる

DSM-IV-TRによる適応障害の診断基準

A. はっきりと確認できるストレス因子に反応して、そのストレス因子の始まりから3ヶ月以内に情緒面または行動面の症状が出現
B. これらの症状や行動は臨床的に著しく、それは以下のどちらかによって裏付けられている

(1) そのストレス因子に暴露されたときに予想されるものをはるかに超えた苦痛 (2) 社会的または職業的(学業上の)機能の著しい障害
C. ストレス関連性障害は他の特定のI軸障害の基準を満たしていないし、すでに存在しているI軸障害(うつ病や統合失調症などの疾患)またはII軸(人格障害)の単なる悪化ではない

D. 症状は、死別反応を示すものではない

E. そのストレス因子(またはその結果)がひとたび終結すると、症状がその後さらに6ヶ月以上持続することはない

鑑別では、特にうつ病との区別が必要です。抑うつ気分と不安、興味の喪失だけではうつ病と適応障害を区別することが困難です。うつ病では、悲哀感、自責感(環境のせいではなく自分が悪いと責める気持ち)、気分の日内変動(朝に抑うつ気分が強い)、今まで興味のあったものに全く興味がなくなることなどが特徴です。また、適応障害は、ストレス因子が消失することで症状の改善を認めますが、うつ病は症状が持続することが多く、これらの特徴をふまえた上で、診断が行われます。

ストレス状況が改善しない場合には、症状が悪化してうつ病へと至る場合がありますので、早い段階で周囲の人に支援を求めることが重要です。また、落ち込みや不安、身体的症状がひどく、社会生活に支障を来す可能性がある場合もあります。

人との間に壁や距離がある感じがする・人といても一体感を感じられない(解離性障害)

・自分のことを上から見下ろしてる感じがする

・ストレスがかかる場面になると違う自分で対応することがある

・人との間に距離感や膜をへだてている感じがする

・現実感、生きている実感を感じられない


・人と切り離されている感じがする

・とにかくさみしさやむなしさのようなものがある

・心にぽっかり穴があいている感じがする

・何かの膜やカプセルに包み込まれている感じがする


・生きるのがしんどい

・周りが楽しそうに生きれるのが不思議でしょうがない

・みんなが一体となって盛り上がっているときに自分はさめてしまう

・みんなが一体となって盛り上がっているとイライラするか近寄りたくない

・体育会系や熱血の人、やる気がある人がいると気持ちがひいてしまう


・なんとなくぼんやりして生きている感じがする

・何をしたいのかわからない

・自分が何を好きなのかわからない

・付き合っている相手を好きかどうかわからないがなんとなく付き合ってしまう


・喜びや楽しいという感情が薄い、またはほぼない

・パワー不足、エネルギー不足、ガス欠な感じでやる気がでない

・原因も特にないが死んでしまってもいいかなと思うことがある


・自分は解離性障害じゃないかと思ったことがある

・自分は解離性同一性障害(多重人格)じゃないかと思ったことがある

・自分は境界性パーソナリティ障害かもしれないと思ったことがある

・自分はアダルトチルドレンじゃないかと思ったことがある


・言葉や暴力による虐待を受けたことがある、または家族が受けているのを間近で見ていた

・性的虐待・性的ないたずらを受けたことがある

・自分はPTSD(トラウマ)があった気がする

・自分は機能不全家族で育ったと思う

・家族内で感情的な交流が薄かった気がする

・親や兄弟に自分の気持ちを受けとめてもらった感覚がない

・父や母と話すと自分の気持ちを受けとめてくれる前に両親の考えを話されるのでうんざりする


・過食する傾向がある

・体型を気にして食べすぎると吐いてしまうことがある

・リストカットなどの自傷行為をしたことがある

・家で暴れたことがある

・性的逸脱行為をしたことがある

・同時期に何人もの相手と恋愛、性交渉をしても特になんとも思わない

・好きな人や恋人がいても他の人とも恋愛や性交渉するのに抵抗がない

・援助交際・それに類する行為をしたことがある

・自分が自分じゃない感じにふるまうときがある

・自分の感情、行動をとめられないときがある

DSM4-TRによる解離性障害の診断基準
解離性健忘

A.優勢な障害は、重要な個人的情報で、通常外傷的またはストレスの強い性質をもつものの想起が不可能になり、それがあまりにも広範囲にわたるため通常の物忘れでは説明できないような、1つまたはそれ以上のエピソードである。
B
.この障害は解離性同一性障害、解離性とん走、心的外傷後ストレス障害、急性ストレス障害、または身体化障害の経過中のみに起こるものではなく、物質(例:乱用薬物、投薬)または神経疾患または他の一般身体疾患(例:頭部外傷による健忘性障害)の直接的な生理学的作用によるものではない。
C
.その症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
 

解離性とん走

A.優勢な障害は、予期していないときに突然、家庭または普段の職場から離れて放浪し、過去を想起することができなくなる。
B
.個人の同一性について混乱している、または新しい同一性を(部分的に、または完全に)装う。
C
.この障害は、解離性同一性障害の経過中にのみ起こるものではなく、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患(例:側頭葉てんかん)の直接的な生理学的作用によるものでもない。
D
.その症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。


解離性同一性障害

A. 2つまたはそれ以上の、はっきりと他と区別される同一性 (identity) または人格状態 (personality states) の存在 (その各々はそれぞれ固有の比較的持続する様式をもち、環境および自我を知覚し、かかわり、思考する)。

B. これらの同一性 (identity) または人格状態 (personality states) の少なくとも2つが反復的に患者の行動を統制する。

C. 重要な個人的情報の想起が不能であり、普通の物忘れで説明できないほど強い。

D. この障害は物質(例:アルコール中毒時のブラックアウトまたは混乱した行動)または他の一般的疾患(例:複雑部分発作)の直接的な生理的作用によるものではない。注:子供の場合、その症状が想像上の遊び仲間(イマジナリーフレンド imaginary friend)、または他の空想的遊びに由来するものではない。

離人症性障害

A.自分の精神過程または身体から遊離して、あたかも自分が外部の傍観者であるかのように感じている持続的または反復的な体験。
B
.離人体験の間、現実吟味は正常に保たれている。
C
.離人症状は臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
D
.離人体験は、精神分裂病、パニック障害、急性ストレス障害、またはその他の解離性障害のような、他の精神疾患の経過中にのみ起こるものではなく、物質(例:乱用薬物、投薬)またはその他の一般身体疾患(例:側頭葉てんかん)の直接的な生理学的作用によるものでもない。


DSM4-TRによる心的外傷後ストレス障害(トラウマ)の診断基準

A.以下の2条件を備えた外傷的出来事を体験したことがある。

1.実際に死亡したり重傷を負ったりするような(あるいは危うくそのような目に遭いそうな)出来事を、あるいは自分や他人の身体が損なわれるような危機状況を、体験ないし目撃したか、そうした出来事や状況に直面した。

2.当人が示す反応としては、強い恐怖心や無力感や戦慄がある。

【備考】 子どもの場合には、むしろ行動の混乱ないし興奮という形で表出することもある。

B.外傷的な出来事は、次のいずれかの(あるいはいくつかの)形で、繰り返し再体験される。

1.その出来事の記憶が、イメージや考えや知覚などの形を取って、追い払おうとしても繰り返し襲ってくること。

【備考】 幼児の場合には、繰り返し行なう遊びの中に、その外傷の主題やその側面が現われることもある。 2.その出来事が登場する悪夢を繰り返し見ること。

【備考】 幼児の場合には、内容のはっきりしない恐ろしい夢のこともある。 3.あたかも外傷的な出来事が繰り返されているかのように行動したり、感じたりすること(その出来事を再体験している感覚、錯覚、幻覚や、覚醒状態や薬物の影響下で起こる解離性フラッシュバックもここに含まれる)。

【備考】 幼児の場合には、外傷特有の再現が見られることもある。 4.外傷的出来事の一面を象徴するような、あるいはそれに似通った内的・外的な刺激に直面した時に、強い心理的苦痛が起こること。

5.外傷的出来事の一面を象徴するような、あるいはそれに似通った内的・外的な刺激に対して、生理的な反応を起こすこと。

C.当該の外傷に関係する刺激を執拗に避け、全般的な反応性の麻痺が執拗に続く状態が(その外傷を受ける前にはなかったのに)、以下の3項目以上で見られること。

1.その外傷に関係する思考や感情や会話を避けようとすること。

2.その外傷を思い起こさせる行動や場所や人物を避けようとすること。

3.その外傷の要所が思い出せないこと。

4.重要な行動に対する関心や、その行動へのかかわりが著しく減少していること。

5.他者に対する関心がなくなった感じや、他者と疎遠になった感じがすること。

6.感情の幅が狭まったこと(愛情を抱くことができないなど)

7.未来の奥行きが狭まった感じがすること(出世や結婚、子ども、通常の寿命を期待しなくなるなど)。

D.高い覚醒状態を示す症状が執拗に続く状態が(その外傷を受ける前にはなかったのに)、以下の2項目以上で見られること。

1.入眠や睡眠状態の持続が難しいこと。

2.激しやすさや怒りの爆発があること。

3.集中困難があること。

4.警戒心が過度に見られること。

5.驚愕反応が極端なこと。

E.その障害(基準B++Dの症状)が1ヵ月以上続くこと。

F.その障害のため、社会的、職業的に、あるいはその他の重要な方面で、臨床的に著しい苦痛や欠陥が見られること。

次の点を明確にすること:

急性――症状の持続期間が3ヵ月未満の場合。

慢性――症状の持続期間が3ヵ月以上の場合。

次の点を明確にすること:

発症遅延型――発症がストレス因から少なくとも6ヵ月経過している場合。

DSM4-TRによる境界性人格障害の診断基準

対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとするなりふりかまわない努力

 ※:診断基準5で取り上げられる自殺行為または自傷行為は含めないこと

(2)理想化とこき下ろしの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、不安定で激しい対人様式

(3)同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像または自己感

(4)自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの

   (例:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、むちゃ食い)

 ※:診断基準5で取り上げられる自殺行為または自傷行為は含めないこと

(5)自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し

(6)顕著な気分反応性による感情不安定性
(例:通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな、 エピソード的に起こる強い不快感、気分、いらいら、または不安)

(7)慢性的な空虚感

(8)不適切で激しい怒り、または怒りの抑制の困難
(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す)

(9)一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離性症状

物が捨てられない・順番通りや確認しないと気がすまない(強迫性障害)

・○○をしだすと納得がいくまでやめられないし、疲れていても続けてしまう

①鍵を閉めたか、ガスの元栓をしめたか、などの確認   
②手洗い、   
③決まった手順通りでないと何回もやりなおす   
④○○した数を数えないと気が済まない

・本人としてはそのことはそこまでやらなくてもいいことだとわかっていてもやめられない

・まったく車が走っていない安全な状況でも赤信号を無視してわたることはいけないと思って皆が渡っていても動かないか動けない(自分では本当は渡っても問題がないことはわかっている)

・何度も確認しているはずなのに、それでも家の鍵を閉めたか、ガスの元栓を閉めたか、電気を消したか、窓を閉めたか、忘れ物がないかを確認しないと気がすまなくなる

・自分の行為が完全だったかどうか絶えず疑いを持ち、何度も確かめないと気がすまなくなる

・自分のある部分が汚いと感じてしまい、気がすむまで洗わないといけない感覚になる

・電車のつり革につかまったり、トイレに行ったりしたあとなどに、バイ菌などに汚染されたのではないかという不安がでてくる

・いろいろなものに接触することによって汚染が広がっていくと感じるようになり、何度も手を洗ったり、何時間もお風呂に入ったりすることがある

・車の運転中にタイヤが何かを踏んだりすると人をひいたのではないかという不安に襲われ、その場所に戻って車を降り、誰かをひいていないかどうかを確認したことがある

・自分の行為が誤って人を傷つけてはいないかという不安になる

・決まった手順や決まった並び方をしないと気がすまない

・順番を間違うと最初からやり直してしまい、1つの行為に長時間を費やすことがある

・衣服を着るときなどに、必ず決められた順序で行わなくてはいけないと感じる

・特定の数字を不吉と感じ、あらゆる行為の際にその数字を避けようとすることがある

・左右対称でないといけないといった、ものの配置などに強くこだわる

・自分がしなければいけない行動をしないと天罰が下る、ひどい目にあう、不幸になる、恐ろしいことが起こる、自分が変わってしまう気がする

・要らなくなったものでも、いつかまた使うのではないかという思い込みから捨てられない

・家族などにも徹底した掃除を強要したり、戸締まりなどを自分で確認するだけでは安心できず、何度も確認させたりするなど、身近な人を巻き込んでしまうことがある

DSM-IV-TRによる強迫性障害の診断基準
A. 強迫観念、強迫行為のいずれか。

強迫観念  (1)、(2)、(3)、(4)によって定義される:
(1)反復し継続する思考、衝動、イメージ(心象)のいずれかで、それらは障害が生じている間に、邪魔で不適切なものとして体験され、著しい不安や苦痛の原因となる。
(2)その思考、衝動、イメージは、単なる現実生活の問題についての過剰な心配ではない。
(3)その人は、この思考、衝動、イメージを無視、抑制、何か他の思考または行為によって中和しようと試みる。
(4)その人は、その強迫的な思考、 衝動、イメージが(思考吹入のように、外部から強制されたものでなく)自分自身の心の産物であると認識している。

強迫行為  (1)、(2)によって定義される:
(1)反復行動(例:手を洗う、順番に並べる、確認する)、または心の中の行為(例:祈る、数を数える、声を出さずに言葉を繰り返す)があり、それらは強迫観念に反応して、もしくは厳密に適用しなくてはならない規則に従って行うよう駆り立てられている感じがする。
(2)その行動や心の中の行為は、苦痛を防ぐ、もしくは減らす、または何か恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としている。しかし、この行動や心の中の行為は、消去や防御をねらったものとしては、現実的な手段として筋が通っていない、もしくは明らかに過剰である。

B.障害の経過のある時点で、強迫観念または強迫行為が、過剰もしくは不合理であると認識したことがある。(注)これは子供には当てはまらない。

C.強迫観念または強迫行為により、著しい苦痛があるか、時間の浪費がある(1日1時間以上かかる)か、通常の生活習慣、職業(または学業)での業務、普通の社会活動や人間関係への無視できない妨げがある。

D. 別のⅠ軸(精神の臨床疾患)の障害がある場合、強迫観念または強迫行為の内容は、それに制約されたものではない。 (例: 摂食障害がある場合の食物へのとらわれ、 抜毛癖がある場合の毛抜き、 身体醜形障害がある場合の外見への心配、 物質使用障害がある場合の薬物へのとらわれ、 心気症がある場合の重篤な病気にかかっているというとらわれ、 性嗜好異常がある場合の性的な衝動もしくは空想へのとらわれ、 大うつ病性障害がある場合の罪への黙考)。

E.障害は、物質(例:乱用物質、投薬)または一般の身体疾患による、直接的な生理学的作用のためではない。 *該当の場合、特筆: 洞察力が乏しい場合:現在のエピソードのうちほとんどの期間、強迫観念および強迫行為が、過剰もしくは不合理であることを認識していない人。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

大人/子供ADHD(注意欠陥多動性障害)には①不注意、②多動性、③衝動性の特徴があります。その他にも④感覚異常、⑤二次障害・その他、⑥子供のADHDから大人のADHDへ移行するときの特徴などがあります。
①不注意
・用事を先送りにする
・忘れ物が多い
・空気が読めず人の話が聞けない
・期日を守れなかったり遅刻したりする
・ケアレスミスが多い
・家事全般が苦手
・事故にあいやすい
・片付けができない
・気が散りやすく集中できない
・計画を作ったり、遂行するのが苦手
・段取りが悪い
・単純作業や雑務が苦手
・途中で挫折する

②多動性
・気持ちがあちこちにいってしまい、場の雰囲気をよめず、人の話が聞けない。
・期日を守れなかったり遅刻したりする
・家事全般が苦手
・事故に巻き込まれやすい
・落ち着きがなくソワソワしている
・注意が持続できない
・大抵の物事を途中でやめてしまう

③衝動性
・衝動的な発言が多い
・自分の中にある衝動にとらわれてしまい、場の雰囲気に意識がいかず、人の話が聞けなかったり、失言してしまう。
・ケアレスミスが多い
・衝動買いが止まらない
・事故に遭遇しやすい
・些細な事で口論になりやすい
・衝動的に重大な判断をしてしまう
・思いつきで行動してしまう
・段取りがよくない
・単純作業や雑務が苦手
・最後までやり遂げられないことが多い

④感覚異常(自閉症スペクトラム障害・発達障害全般に当てはまるものもあります)
・聴覚過敏
例:大きな音や騒音、ザワザワとした環境に不快感を覚えます。小さな音でも違和感を覚える人もいます。
・視覚過敏
例:日光や照明などの光を眩しく感じます。
・嗅覚過敏
例:ちょっとした臭いでも不快に感じます。
・感覚過敏
例:体に触れられることに不快感を覚えます。
・疲労を感じない
例:疲れているのに疲れを感じなかったり、睡眠不足なのにそれを感じなかったりします。

⑤二次障害・その他(自閉症スペクトラム障害・発達障害全般に当てはまるものもあります)
・依存症
例:アルコールやタバコなど、ある特定のものに依存して、生活が破綻しかねない状態です。男性はアルコール依存症に、女性は買い物依存症に陥る傾向にあります。焦燥感や絶望感で落ち着かず、それを紛らわすために依存してしまうと考えられます。
 その他の依存症としては、インターネット依存、薬物依存、ギャンブル依存症、ニコチン依存症などがあります。
・摂食障害
例:イライラを押さえるために食べ過ぎたり、痩せたいと思っても食べることをやめられなかったり、過食と嘔吐を繰り返す状態。
・睡眠障害
例:夜になっても落ち着かず、寝なければいけない時間に活動してしまい、生活のリズムが乱れ、睡眠障害に陥る。
・うつ病の症状
例:うつ病になると、気分の落ち込みや興味の喪失、やる気の低下などが現れます。頭痛や不眠、吐き気、下痢や便秘などの身体症状も付随します。ほうっておくと自傷行為や引きこもりにつながることもあります。
・不安障害の症状
例:不安障害になると、一般的には感じない強い不安や恐怖を感じます。そのため、日常生活や仕事に支障をきたすようになります。状況が長引くと引きこもりにつながることもあります。
・疎外感
例:友人を作れず寂しさを感じる。人との交流は無理だと思い込むふしがある。
・劣等感
例:周りの人と自分を見比べて、自分の良くないところばかりみて、落ち込む。
・低い自己評価
例:自分をダメな人間だと思い込む。認知の歪み(考え方の偏り)や自暴自棄な態度につながる。
・抑うつ
例:無力感。何もする気が起きない。
 上記のような感情から、自己否定的な考え方しかできなくなったり、周りの人の意見を耳を傾けなくなったり、何事もなげやりになったりします。

⑥子供のADHD⇒大人のADHD
☆年齢とともに起こる変化の特徴
・子供:落ち着きのなさなど多動性が目立つ。
⇒大人:年齢とともに多動性は弱まるが、忘れ物や集中力のなさといった不注意が目立つようになる。
☆年齢とともに起こる本人の自覚
・子供:家庭や学校に守られているので、本人に自覚がない場合も多い。
⇒大人:家族や周りからの指摘で否が応でも本人も自覚することが多い。
☆年齢とともに起こる自己評価の推移や二次障害
・子供:家庭や学校が守ってくれるので特にはない。
⇒大人:年齢とともに自己評価が極端に低くなることがある。その結果、うつ病、不安障害などの二次障害になることもある。
☆年齢とともに推移する周囲からの評価
・子供:子供だからと大目に見られる。励まされたり叱られることで一時的に治まるので、個性の範囲内とみてくれる。
⇒大人:忘れ物ばかり、片付けできない、仕事をやりとげられないでは、周りから非難の目で見られる。子供の頃は見過ごされていた症状が、会社勤めや結婚生活などで目立ってくる。


AD/HDの診断基準(DSM-IV-TR)

A) (1)か(2)のどちらか: (1) 以下の不注意の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6カ月間持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達の水準に相応しないもの:
<不注意> (a) 学業、仕事、またはその他の活動において、しばしば綿密に注意することができない、または不注意な間違いをする。
(b) 課題または遊びの活動で注意を集中し続けることがしばしば困難である。
(c) 直接話しかけられたときにしばしば聞いていないように見える。
(d) しばしば指示に従えず、学業、用事、または職場での義務をやり遂げることができない(反抗的な行動、または指示を理解できないためではなく)。
(e) 課題や活動を順序立てることがしばしば困難である。
(f) (学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う。
(g) 課題や活動に必要なもの(例:おもちゃ、学校の宿題、鉛筆、本、または道具)をしばしばなくしてしまう。
(h) しばしば外からの刺激によってすぐ気が散ってしまう。
(i) しばしば日々の活動を怠ける。

(2) 以下の多動性─衝動性の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6カ月間持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達水準に相応しない:
<多動性> (a) しばしば手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする。
(b) しばしば教室や、その他、座っていることを要求される状況で席を離れる。
(c) しばしば、不適切な状況で、余計に走り回ったり高い所へ上ったりする(青年または成人では落ち着かない感じの自覚のみに限られるかもしれない)。
(d) しばしば静かに遊んだり余暇活動につくことができない。
(e) しばしば“じっとしていない”、またはまるで“エンジンで動かされるように”行動する。
(f) しばしばしゃべりすぎる。

<衝動性> (g) しばしば質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう。
(h) しばしば順番を待つことが困難である。
(i) しばしば他人を妨害し、邪魔する(例:会話やゲームに干渉する)。


B) 多動性─衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳以前に存在し、障害を引き起こしている。
C) これらの症状による障害が2つ以上の状況〔例:学校(または職場)と家庭〕において存在する。
D) 社会的、学業的、または職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在しなければならない。
E) その症状は広汎性発達障害、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安障害、解離性障害、またはパーソナリティ障害)ではうまく説明されない。

American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders 4th edition,Text Revision,2000
(高橋三郎、大野裕、染矢俊幸(訳):DSM-IV-TR 精神疾患の分類と診断の手引,医学書院,2002)