フクロウとまなぶこころメモ 第2回 ヒーロータイプ
登場鳥物紹介
フクロウ
“こころ”についての知識が豊富な森のフクロウ。動物たちからよく相談を受ける。
ハト
普段は街で仲間と暮らしているハト。フクロウに相談をするため、たまに森にやってくる。
ヒーロータイプって、どんな人?
ヒーロータイプって、どんな人のことを言うの?
ヒーロータイプは、家族の期待を一身に背負い、学業や運動、仕事などで「成果を出す役割」を担ってきた人に多いとされているよ。
- 成績が良い
- 責任感が強く、しっかり者
- 周囲から頼られやすい
- 家族の「希望」や「誇り」のような存在になりやすい
まさに名前の通り、家族の中でヒーロー的な役割を果たしてきた人だね。
それって、良いことじゃないの?
そう思うよね。実際、それを成し遂げられる力があること自体は、本当にすごいことなんだ。
ただ、その裏では「失敗できない」「期待を裏切れない」という強いプレッシャーや責任感を、人一倍抱えていることも多いと言われているよ。
どんなふうに、しんどさが出てくるの?
どんなふうに、しんどさが出てくるの?
たとえば、挫折や周囲からの失望を避けようとして、無理をしてでも頑張り続けてしまうことがある。
本当は休みたいときでも「まだやれる」「やらなきゃ」と自分を追い込んでしまったり、弱さを見せることに強い抵抗を感じたりね。
どうして、そこまで頑張るようになるの?
どうして、そこまで頑張るようになるの?
背景には、「自分がちゃんとしていれば、家族は大丈夫」という無意識の思いがあることがあるんだ。
そしてそれは裏を返すと、「自分がちゃんとしていないと、家族が壊れてしまうかもしれない」という強い危機感を抱えている、ということでもある。
だからヒーロータイプの頑張りは、自分の成長ややりがいのためというより、家族を守るための必死さから来ている場合があると考えられているよ。
大人になってからの生きづらさ
大人になってからの生きづらさには、どんなものがあるの?
人によって違うけれど、たとえばこんな傾向が指摘されることがあるよ。
- 完璧を求めすぎてしまう
- 弱音を吐けず、ひとりで抱え込む
- 周囲の期待に応えようとして無理を重ねてしまう
- 大きな失敗や挫折をきっかけに、心が一気に折れてしまう
これは「頑張り続ける役割」に長い間適応してきた結果として理解されることが多いんだ。
成績優秀だった人、うまくやっていると周囲から思われていた人が、失敗が怖くてひきこもりになってしまうこともあるね。
じゃあ、これからはどう考えたらいい?
じゃあ、これからはどう考えたらいいのかな?
ヒーロータイプの人は、すでに「頑張る力」を十分に持っている。
だからこれからは、周囲の期待だけでなく、「自分が本当にやりたいこと」のためにも、その力を使えるようになるといい……そんなふうに考えられるかもしれないね。
こころメモ
頑張ってきた事実そのものは、あなたの価値を否定する理由にはならないよ。
カウンセリングルームまきび
