事例 02恋愛・失恋

こんなお悩みありませんか?

  • 好きな人と結ばれず、興味のない相手からばかり好かれる
  • すぐに嫌われる、捨てられると感じてしまう
  • 依存的になってしまう
  • 両想いになると急に相手が気持ち悪く感じる(蛙化現象)
  • ギャンブル、借金、既婚者、DVなど、一癖ある相手を好きになる
  • 別れた相手を忘れられず苦しい
  • 嫉妬や心配ごとが多く疲弊してしまう
  • 過去の恋愛にトラウマがあると感じている
  • 交際経験がない事がコンプレックス
  • 人を好きになれない、好かれるはずがないと思う

恋愛パターンは繰り返される

恋愛をテーマにしたカウンセリングでは、必ずと言っていいほど「似たような恋愛を繰り返しているかも…」という気づきがあります。

好きになる相手に共通点があったり、 恋人になる前となった後の関係性の変化が似ていたり、 別れ方が同じだったり。

あるいは、「会社の中ではうまく立ち回っているはずなのに、恋人の前ではうまく自分をセーブ出来なくなってしまう」といったような、メンタル面での共通点があるかもしれません。

そして、たとえその共通点に気が付いたとしても、なぜかまた同じような相手に惹かれて、つらい思いをしてしまう。

恋愛は、他のどのお悩みと比べても圧倒的に「同じことを繰り返す」ことが多く、軌道修正に苦労しやすいお悩みと言えそうです。

恋愛の悩み、それぞれのタイプ

恋愛に限らず、お悩みは人それぞれの形を持っています。 ただ、恋愛の悩みに限って言えばだいたい5つのタイプに分類することができます。

  • 依存型

    • 片思い中や恋人と過ごしている時間は高揚感でいっぱい
    • ちょっとしたことで絶望的な気持ちになる
    • 疑い深い、嫉妬深い、恋愛依存に陥りがちな一面がある
    • いつも相手と一緒にいたい、離れると強い寂しさを感じる
    • 連絡が来たらすぐに返信するために、どこに行ってもスマホが手放せない
    • 友人より恋を優先したい、不倫でもやめられない

    ジェットコースターのように、気分のアップダウンが大きなタイプです。恋愛によって天にも昇るような高揚感を得られますが、持続性は高くなく、例えば「返信がすぐ返ってこない」といった小さなきっかけでいてもたってもいられない苦しみに襲われます。ありとあらゆる「もしも」を想定しては不安になり、早く安心したい一心で相手を試すような言動をしてしまう場合もあります。頭ではよくないと思っていることがやめられず、自己嫌悪にもさいなまれます。

  • 刺激型

    • 次々と交際相手を変えたり、同時期に複数人と関係を持つ
    • 安定した結婚を望んでいる一方で、安定した人物に魅力を感じられない(ちょっと変わったステータスやクセのある人を好きになりやすい)
    • 恋人関係が長続きしない、飽きたり飽きられたりする
    • 束縛されるのが苦手、怖い
    • あんまりプライベートに踏み込んだ話はしない

    相手のユニークさや高いステータス、人とは違う刺激的な部分に魅力を感じ、他人にも恋人の「普通ではない部分」を話したくなります。その一方で、心理面での刺激はあまり望まず、踏み込むことにも踏み込まれることにも不安を感じます。1人の相手と深く関わり合うことが苦手なので、表面的な関係にとどまりやすくなってしまいます。そのため、意外と相手から雑に扱われやすい部分があり、相手に心理的に頼ろうとすると距離を置かれてしまいがちです。関係はだんだんマンネリ化し、別れた後は虚しさが残ります。

  • 理想型

    • 相手に求める条件が厳しく、やや高望み傾向
    • 好きじゃない相手から好意を持たれることが苦痛
    • 相手のいいところよりも悪いところが目について気になる
    • 結婚を望んでいるのに、いざとなると不安になる
    • ひとめぼれをすると一気にロマンチストになる

    自己防衛的な心理が強く、恋愛に対して厳しい目を持っています。特に交際期間が長くなるにつれて相手の欠点や合わない部分が気になるようになり、結婚相手として不安を覚えてしまいます。そもそも恋愛に対してどこか嫌悪感があるため、恋愛対象外の相手に対しては「生理的に無理」と感じやすく、好かれることへの苦痛も強い傾向があります。ただしひとめぼれなどの強い刺激があると恋愛モードに入ることができ、態度も寛大になります。

  • 不遇型

    • いつも問題のある人に惹かれてしまう、交際してしまう
    • 交際した後に恋人が変貌してしまう事が多い
    • 相手の顔色を伺う
    • 気付くと相手のお世話係になっていることが多い
    • どれだけ尽くしても望みがかなわない
    • 好きなのか分からなくなっても離れることが出来ない

    恋愛において常に苦労や苦しさが付きまとうタイプです。相手に喜ばれるままに世話をしているうちに関係が暗転し、泥沼のように抜け出せない状態になります。自分の要望を相手に伝えられず、相手の要望には従うため、いつもどこか疲れていて不全感を感じやすい傾向があります。その一方で依存傾向も強く、相手が去ろうとすると強い「見捨てられ不安」を感じ、すがってしまいます。別れてもまた似たような相手に引き寄せられたり、交際する中で相手が変貌してしまうような経験を繰り返します。

  • 回避型

    • 交際経験がない、人を好きにならない
    • 恋をしないようにしている気がする
    • コンプレックスが気になり恋愛は無理だと感じる
    • 二次元や手の届かない相手になら安心してときめくことができる
    • 好きな相手がいても距離の詰め方が分からない

    普段から積極的に出会いを求めず、また恋愛感情を持つこと自体にやや抵抗があります。恋愛によって起こる心のアップダウンに耐えられないのではないかという不安や、コンプレックスが気になり、「何もしない」を選択しやすい傾向があります。警戒心が強く、また、周囲の人間と自分が同じ生き物であると思えないような所属感のなさを感じていると、誰かを好きになるということ自体がとても難しいものになります。

  • 5つのどれか一つに当てはまる人もいれば、複数を持ち合わせている人もいます。 でも、どんなパターンを持っていても必ず言えることは、「繰り返される恋愛には必ず原因がある」ということです。

恋愛の悩みの原因は、恋愛の中にはない

恋愛パターンは、その人の生き方やこれまでの人生の縮図だったりします。 そして、もし恋愛の中で「繰り返される悩み」を持っているのなら、それは「そこに人間関係のエラーがあって、心の傷がある」という事を教えてくれる存在です。

たとえば依存しやすい人は、親子関係の中にある「見捨てられ不安」や寂しさといった心の傷がベースになっているかもしれませんし、 、刺激的な相手じゃないと満足できないのは、自分の中に漂う虚無感や生きることへの疑問を振り払う手段なのかもしれません。

理想が高いことは自信のなさや無力感の裏返しでもあるし、問題のある人とばかり関わってしまうのはトラウマの影響もあるでしょう。

恋愛自体を回避してしまう気持ちにも、「自分が他者と同じ生き物だと思えない」という所属感の不安が横たわっていたりします。

もちろんこれらは一例で、その人によって悩みのバッグヤードは違ってきます。

でも、どんな恋愛のお悩みにも、その人の根本的なトラウマや問題が隠れているものです。そして、だからこそ恋愛のお悩みは意外と解決が難しい。

恋愛で悩んでいても、その根本的な原因は「恋愛以外」にあるかもしれないからです。

同じような恋愛を繰り返している、いつも恋愛で悩みが尽きない、そんな風に困ってしまった時はぜひご相談ください。

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